ハウステンボスの親会社はHIS（エイチ・アイ・エス）ですが、そのHISが傘下のグループ企業を東証へ株式上場することの検討を始めたと報道がありました。
4社程度が対象になっているそうですが、その中でハウステンボスは早ければ２〜３年後の上々を目指すそうです。
実は昨年にはすでに東証への上場準備に入っていたそうですが、コロナ禍で延期される形になったもよう。
ハウステンボスは連結最終損益が39億円の赤字（前の期は40億円の黒字）になったと発表しています。
売上高は146億円と前の期比52%減
入場者数が138万6000人と46%減少
コロナに伴う休園日数は56日間
ということで、コロナの影響をもろに受けています。
ひとこと：
現時点でもまだこの先の状況が見通せず、もし仮にコロナが怖くない病気になったとしても以前のようなサービスが継続できるかは微妙かもしれないですね。飛行機や新幹線に乗って旅行へ行く人が減れば、長崎は確実に観光で来る人が減ると思いますし、長崎の観光とハウステンボスは運命共同体だと思います。まあ、それでいうとHISの本業の旅行業の方がもっとやばいと思うので、施設運営で少なからず利益を上げられ、投資も続けられる体制にしておきたい、ということなんでしょうか。ハウステンボスもそういう雰囲気は少しずつ出ていますが、やはりUSJのように、なりふりかまわず外部コンテンツを取り組んでいく作戦というふうになっていくんじゃないか？というふうに思っています。九州地区、もっというと中国・四国まで含んでも、USJレベルの外部コンテンツの活用ができる施設はハウステンボスしかないと思いますので、USJへ行くより近い九州と九州に近い中四国の人を取り込んでいく方向へ向かうんでしょうか。たとえばですが・・鬼滅の刃の何か、とか。確実にUSJがイベントやると思いますけど、その九州地区の受け皿として。アニメコンテンツのイベントを大々的に開催できる施設って限られているんですよね。昔なら遊園地がそういうことをやっていましたが、もっと小規模でしたし、そういうものしかやってこなかった遊園地にはそういうノウハウがない。大規模施設であらゆるイベントを開催している会社でならやることが可能です。鬼滅の刃のイベントとか・・やりますかねぇ・・？（集英社やアニメ制作会社、場合によっては今後ならフジテレビなんかがからんできて、その人達の思惑もあるでしょうが）
